角膜移植について

Corneal transplant

角膜移植とは

角膜とは、黒目の表面を覆っている透明な組織(膜)です。これを通して光が網膜に達し、物が見えます。しかし、病気やケガなどで角膜が白く濁ったり変形すると視力が低下したり、見えなくなります。このような場合に、濁った角膜を透明な角膜と取り替える手術を角膜移植といいます。

角膜は、心臓や腎臓などのいわゆる“臓器”には属さない“組織”のため、ヒトに移植する『組織移植』になります。

角膜移植の主な原因疾患は、水泡性角膜症・円錐角膜・角膜変性症・感染後の角膜混濁・角膜潰瘍/穿孔・外傷/熱傷などです。

詳しくは、下記「公益財団法人 日本アイバンク協会」のホームページをご覧ください。

アイバンクキャラクター アイちゃん

角膜移植を受けるには

移植を希望する方は、まずはご自身の担当医にご相談ください。担当医より角膜移植を行っている専門医の紹介を受け、受診をしていただきます。
移植が受けられる、つまり「適応」の場合は、角膜移植病院に移植待機患者(レシピエント)登録をする必要があります。
角膜移植病院から当財団への報告により、レシピエント登録が完了となります。

岐阜県内で角膜移植を受けるには

現在、国内における献眼(角膜提供)にて、県内で移植を行っているのは、主に「日本赤十字社 岐阜赤十字病院」です。

角膜移植待機患者登録の流れ

主治医にご相談
移植を希望する方は、まずはご自身の主治医にご相談ください。
角膜移植病院で診察
角膜移植病院で専門医による診察を受けていただき、「移植が必要」つまり「適応」と判断された時点で、待機患者になります。
待機患者登録完了
角膜移植病院の角膜移植手術待機患者(レシピエント)となり、毎月末に移植待機者数として、当財団へ報告されます。
ご注意ください

登録料や更新料の支払いは一切ありません。

移植手術まで待機
県内で献眼があった際は、当財団より角膜移植病院へ連絡し、待機順に角膜移植のあっせんをします。

県内にて移植手術の緊急を要する場合は、当財団より広域あっせんをかけ、他県アイバンクとの調整を図ります。

輸入角膜を使用し移植手術を行う場合は、当財団は関与いたしません。

岐阜県の角膜移植の現状

岐阜県内で、角膜移植を希望される方は
4名(令和4年度末現在)です。

岐阜県の角膜移植の現状

移植希望者数については、各年末現在の人数を示します。